2012.01.04
うれしい便り

毎年、卒業生から年賀状が届きます。
そんな中に、昨年の春に卒業したTちゃんのお母さんからの年賀状がありました。
何とこのTちゃん、入学した全日制の高校で学年1番を取ったというのです。
私はそんな便りを読みながら、彼女が初めて知誠館にやってきたころのことを思い出していました。
中学2年で学校に行けなくなり、知誠館に初めてやってきたTちゃんは、お医者さんにもらった薬を手放すことができませんでした。家から外出することもままならない状況で彼女はやってきたのです。
最初のころは、人込みを避けるようになるべく人のいない道を通って駅まで歩いていました。電車が込み合う観光シーズンになると休むこともありました。でも、そんな彼女は勉強を足掛かりにして大きくたくましくなっていきました。
3年になるころには、Tちゃんが休むことはなくなりました。模試でもメキメキと力をつけ、最終的には彼女の目指す高校の偏差値を10以上上回る学力を身につけていきました。そして第一志望の学校に見事合格。休まずに通い、学年で1番の成績を手にいれたのです。
Tちゃんのことをみていてつくづく思うことがあります。
勉強とは、自分自身を振り返ることなんだ。
彼女は、結局は自分自身を振り返ることができました。
自分をいじめた誰かを責めるのではなく、自分自身の弱さを勉強を通して手に入れた自信で克服していったのです。
私が学校へ行かない子どもたちにこだわり続けるのは、いつも彼らを通して人のすごさに触れれるからです。Tちゃん、彼女もまた学校へ行かないという経験を経て、生まれ変わることを経験したのかもしれません。
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