2010.05.18
Precious
四月に新学年がはじまって、ひと月あまりがたち、新しい環境にもすっかり馴染んできた頃でしょうか。
新緑から初夏へと季節が移り変わっていく五月から梅雨入りまでのこの時期が、私は一番好きなです。
身体も心も開かれていく季節ですね。
アウラでもそれぞれの学年の子どもたちが、自分の課題にひたむきに取り組んでいます。その姿を見ているとこの季節の草木と同じ、伸びていこうとする彼らの生命力を感じます。若いってすばらしいですね。
先日久しぶりに映画を見に行きました。”Precious"という映画です。
ハーレム育ちのこれでもかというほど悲惨なな状況にある16歳の女の子が主人公のノンフィクションのストーリです。
彼女は過酷な環境にありながらも、学ぶことを決してあきらめず、やがて一人の教師と出会い、生活環境を変えていきます。
学ぶこと、太陽のように光と暖かさで自分を見守ってくれる人の存在、どんなに悲惨な状況でも命が繋がれていくこと、これらの意味をしみじみ感じました。
見終わった後に静かな力強さが湧き起こってくるようないい映画でした。
2009.06.30
学習に集中できる身体
早いもので六月も今日で終わり明日から七月です。アウラ学びの森では先週から昨日まで、それぞれがテスト対策学習をしていました。先週の木曜日の八時ごろに用事がありアウラの教室に入ると ほぼ満席でみんな黙々とそれぞれの学習に取り組んでいました。まるで受験前の予備校の自習室のように集中感が漂っていました。中学一年生から高三生まで学年はバラバラですが、教室の空気が一つにまとまっています。アウラの磁場がまたひとつ成長したと感じました。
テスト前には教室開放という制度があり、その曜日に登録している生徒は大体六時半か七時には来て十時まで学習して帰ります。よく観察していると集中が十時まで続く生徒と二時間ぐらいで机に向かっていることそのものが大変そうになる生徒がいます。そういう子も一見見た感じは取り組んでいるように見えるのですが、よく見ていると頭のなかで学習に関係ないおしゃべりが始まっていたり・・・。本当に集中しているかどうかは見ているとすぐにわかります。
三時間以上集中して課題に向かうにはまずはイスに長時間すわっていることに身体がなじまなければなりません。塾長の言う「学習の型」にはこの長時間座って集中できる身体というのが含まれるのではないかとおもいます。
私は数年前ある身体教育の公開講演稽古会に月に一度通っていました。会場は畳敷きの広い道場で、入っただけでここでは正座でいなくてはと思わせる磁場がありました。
実際はじめの二時間半は正座で先生のお話を聞きます。そのあと実習となるわけですが、基本は正座です。参加し始めの頃は先生の講義はとでもおもしろいのに、足が痛くてなかなか話しに集中できませんでした。それが毎回長時間の正座にプレッシャーを感じながらも、二年間ほど経った頃には知らぬ間に身体が正座になじみ、座り心地に気を取られることなく場に参加できるようになっていました。
アウラで長時間集中できるようになるのもこれと似たような経験になのかなと思います。実際長くアウラに通っている生徒ほど、学習に集中する身体になっているようです。(もちろん個人差はありますが)
お茶室にお茶のお稽古に通っているといつに間にか身体がお茶室での作法に馴染んでくる。その作法の型が身についてくる。アウラに長く通っていると学習に集中する型が身についてくる。
なぜアウラ学びの森の個別学習の時間が中学生になると最低二時間なのか、その意味が子どもたちを見ているとわかります。
2009.06.11
梅雨入り
お天気が変わりやすい今日この頃です。
京都でも9日に、気象庁から梅雨入りの発表がありましたね。一日中じめじめして湿気の多い日もあれば、お昼になるとからっと晴れくる日もあったり、天候の予想がつきにくく、朝に天気予報を見るのが毎日の日課になってしまう季節でもあります。
体調も不安定になりがちだとは思うのですが、アウラの皆は元気な顔を教室で見せてくれるので、とても嬉しく思います。お互い自己マネジメントに勤しみながら、今年の梅雨も乗り切っていきましょう。

2009.05.19
中学生の頃の疑問と今思うこと その1
「こんなこと勉強して大人になってからの生活で何の役に立つんだろう?」
私が中学生のころ、ときどき感じていた疑問です。 答えを求めて親や学校の先生に尋ねたことがあったと思いますが、その当時、ストンと納得したり心に響くような答えをもらったことはありませんでした。
この疑問の中には大きく二つの問いがありました。ひとつは「なぜ自分の適正に関係なく9教科全てを理解し、こなす事を求められるのか?」 もう一つは「自分の生活にどう役に立つのかわからない。」です。きっとみなさんも同じようなことを思ったことがあると思います。納得いく答えに出合ったり、こういうことなのかなと自分なりに考えたりしましたか?
中学生の頃は納得する答えに出合えず、またありきたりな言葉でしか答えてくれない大人たちにがっかりしながらも、わたしはずっと心の中にこの疑問を持ち続けていました。
高校生になり、学習教科が細分化され定期テストの教科数が増え、理数系が不得意だった私は、数学で三角関数や対数が出てくると、、例の「こんなわけのわからん事将来何の役に立つん!!!」の疑問がむくむくとやってきて、すっきりしませんでした。化学の mol が出てきたときも「何でこんなんいるん??」と頭の中でグルグル・・・・・。
でも赤点を取るわけにはいかないので、問題を解く操作というか技術は練習量をこなす事で身につけていきました。
そんな高1のあるとき、ふだん解説しかしない数学のおじいちゃん先生が、三角関数が発見れたおかげで飛行機の羽が設計できるようになったということを高校生にわかるようにザックリと話してくれました。
他にも虚数の発見や、微分積分についても、このようなことを話してくれた記憶があります。これらの話から、今学校で勉強していることは、先人たちの生きてきた歴史であり、先人たちが発見したり考えたりしてきたことなんだ。そして自分たちの今の生活はその学問の産物の上に成り立っていて、その恩恵を受けて生きているんだと思いました。
それからも相変らず化学や数学は苦手でしたが、実感はできなくても何かしら自分たちの生活に関わっていることを学んでいるんだと思うようになって、例の「なんで~?」のストレスはほとんどなくなっていきました。
大人になり、おばさんになった今、十代のなんでもスポンジのように吸収できる時代に、得意不得意はあっても全ての教科をしっかりと勉強しておくことが、残りの長い人生を味わい深く、豊かなものにしてくれると、実感しています(少しの後悔の痛みを感じながら・・・)。
2009.04.14
始まりの季節
今年からスタッフブログに参加することになりました北村です。よろしくお願いします。
少し遅れましたが、学生のみなさん御入学、ご進級おめでとうございました。
先週は街を車で走っていると、満開の桜と共に晴れやかな入学式の親子をたくさん見かけ、初々しい気分を分けてもらいました(^∀^)
この季節を迎えるといつも思うのは、欧米では入学、進級は9月だけど、日本は4月で桜の季節に新しい生活が始まるというのはとてもいいなあというのと、季節の移り変わりをきちんともたらしてくれる自然のありがたさです。
さて、アウラ学びの森でもたくさんの新入生を迎え、それぞれが新たな気持ちで学習に向かっています。今年一年一緒に過ごす学びの共同体の仲間たちです。自分も含めてそれぞれがどんなストーリーを展開していくのか楽しみです。
新一年生のみなさんは、通学や新しい学校に慣れるまでは、身体がしんどいこともあるかもしれませんね。お休みの日にはゆっくり身体を休めて、元気に学校にもアウラにも通ってくださいね。