不登校に悩む子どもたちの多くは、感受性の高い子どもたちです。ささいなことが、彼らには大きな問題となります。「感受性豊か」であることは、本来子どものポジティブな個性でもあるはずです。それが、有効に活かされないのは、不登校の子どもたちが、同時に「自己主張力が弱い」という側面を持っているからです。
小学校高学年から、中学校にかけて、子どもたちは、しだいに画一化された枠の中に押し込められようとします。また、友達関係も複雑になり、その渦の中で悩んだり、学習面で過度の緊張を持つこともあります。そしてそんな自分を、的確に主張できない状態が続き、彼らは、自分で自分自身を抑圧するようになっていくのです。
「高い感受性」と「低い自己主張力」、そしてそこから、生じてくる「強い自己抑圧」の中で、不登校の子どもたちは、脱出できなくなっているのです。