保護者の声
中学生の保護者
息子は中学校で大変つらい思いをしており、親も本人が目標をもって通える場所はないかだろうかと探していたところ、知誠館が開かれ、適応してくれて本当に安堵しております。
息子は、読み書き算数障害があり、通級指導教室にも通っていたことがあります。しかし、そこでも苦手な部分にはタッチされず、算数と正面から向き合ったことはなかったと思います。それを、知誠館ではほとんどの時間を、算数を解くことを自らの課題にしているのには心から感動を覚えます。
「ここをやらへんかったら本当の自信にはつながらへん!」そんな先生方の声が聞こえます。そしてその先生方の期待にこたえようとしている息子と先生方との信頼関係も見えてきます。知誠館ができて一人の不登校生の生活が動き出しました。勉強だけでなく、集団としても意識づけられるように様々な取り組みも試みていただいています。楽しかった出来事の話を聞く親の心も随分軽やかになりました。
高校生の保護者
息子が、知誠館にお世話になってから5年目になりますが、もし不登校になっていなければ、知誠館で学ぶことはなかったかもしれませんし、もし厚生会館で北村先生に出会っていなければ、我が家の"今"は、かなり違ったものになっていたかもしれません。そんなことを考え始めると、厚生会館での親の会を勧めてくださった担任の先生や知誠館の折込みチラシなど、様々な人や物事との出会いに、本当に「よかった」と思います。
今でこそ、少しゆったり構えられるようになりましたが、当時は「自分」のことを保つのさえ、かなりのエネルギーが必要で、「心理講座」とか「親の会」を渡り歩いていたような時期もありました。そしてそんな状況が2年も経過してからの知誠館との出会いでした。知誠館では、"勉強"の部分をまるで丸投げするかのようにお世話になりましたが、勉強だけでなく、対人恐怖のある息子のために、段階的にご配慮いただき、スーパーへお使いにいかせてもらったり、他の生徒さんたちとの関わりを持たせていただいたりと、色々な面でも息子の心を広げていただき、中学校の勉強をすべて終えた頃には、息子は自分自身に自信が持てるようになっていったのだと思います。
高校に入学してからは、勉強だけでなく、生徒会の仕事をひきうけたり、文化祭で劇に出たり学校生活を息子なりに楽しんでいる様子です。そして、去年からアルバイトも始め、今は知誠館で進学に向けた準備も始めています。もし、知誠館という存在が息子のそばになかったらと時々思うことがあります。学校でもうまくいかず、適応教室でもうまくいかなかった息子の人生を大きく動かしていただいた知誠館の存在に、親として本当に感謝しております。
高校生の保護者
「何ということでしょう!」とは、あるリフォーム番組で生まれ変わった住宅を見て説明するナレーターのセリフです。まさにこのセリフ、ここ数ヶ月間の息子の様子なのです。
我が家の次男は、本来なら知名度が低い某私立高校の三年生のはずでした。公立高校受験に失敗し、不本意にもそこに通いだしましたが、その年の暮れ、風邪を引いたことをきっかけに、熱がある、頭が痛い、体がだるい等と病気のオンパレード。二年生に上がると共に、その足は不登校へと姿を変えました。それからの一年四ヶ月、時折登校するものの行き先は悲しいかな図書室。似たような生徒達と自習するだけの虚しい時間の繰り返しです。「なぜ他の人と同じことができないの」と怒り、「後わずか二年間の辛抱やろ」となだめたりする毎日。親の方もエネルギーは使います。その都度、大きな体にして小さな声で、ボソボソと反論し、時には黙り込む息子の姿を見た時、この子の心が楽になるならと転学を考えました。しかし転入先が頭を悩ませます。通信制といっても再び失敗はしたくありません。学校から進められるところは似たりよったりなので、本人が「うん」と言いません。そんな時ふとしたことで、「知誠館」を知りました。
北村先生とお会いした帰り道、「ここなら来たい!」と即断。そうして今年の六月中旬より通いだしました。「何ということでしょう!」自信を無くし、枯れた枝のように俯いていた息子に変化が現れるのに時間はかかりませんでした。生気を取り戻したその姿は、多くの課題は残すものの、先の見えない迷路に入り込んだ親子にとっては、まさに小春日和の淡い陽の光を久々に仰ぎ見る思いがしています。